トップランナー

NHKの番組トップランナー　今回のゲストは建築家　藤本壮介 氏。

今や建築の世界でこの名前を知らない人はいないだろう。
世界的に活躍しつつある若手建築家。注目度は高い。
トップランナーであることは間違いないかもしれない。

モノ創りは大抵、何も無い状態から始まる。
パッと目の前に登場することはなかなか無い。
やはり何かしら自分の中に情報を集め、順序立てていく。

藤本氏の場合もそこは同じように思うが、根本的な成り立ちが違うのか？

作品を見ても、独特の何かがある。
自分の思い、考え沸いてくるものを素直にカタチにしている印象がある。
もちろん私も自分の思いをカタチにするべく日々考えているのだが・・・（＾＾；）
藤本氏はもっと単純な、もっと根本の思い、考えをカタチにしている。
単純なほどそれをカタチにするのは難しい。
普通の人は躊躇してしまうが、恐れずそれをカタチにしてしまう能力は凄い。
出来たモノの賛否両論はいつだってある。（いくつか住宅作品が出てきたが、自分がそこに一生住めるかと言われれば・・・・。）
ただそこに至るまでの過程には興味がある。
営みにおける人間の多様性に十分対応できれば、それは建築になり得るかもしれない。

少なからず今の自分の考えはまだ形式過ぎるんだなと。
今までの形式の中でまた形式立てて作っていては変わることが出来ないのかもしれない。
住宅の設計にしろ形式的な物事が多々ある。
一度それを忘れてみたい。


藤本氏の作品がそうなるか分からないが
モノというのは使われながら残って行くことで存在価値が出て欲しい。
自分はそういうモノを創って行きたいと思う。


つい番組を見て思ったことを書いてしまった。