実家のトイレの引き戸。
左下に見えるシルバー色の落とし鍵。
丸い棒を上げ下げして開け閉めする。
コイツが引き戸を閉めた途端、振動でタイミング良く落ちてしまい
閉まった状態に。
外からはどうすることも出来ず、仕方なく通気ガラリを壊して、そこから
手を伸ばして落とし鍵を開ける。
こんなとこにこんな鍵がある時点でおかしいことなんだか。
既製品の建具なんで壊す以外方法がなく。
実家は自分が中学生の頃、某ハウスメーカーで建てたのだが、
自分がこの仕事を始めてから、「あり得ないっ!!」と思う部分がいくつかある。
当時の設計者の力不足が明らかで、自分ならこのような住まいは設計しないなと。
親曰く、「設計者がこれしか出来ない」と言ったらしいが。
戸の開け閉め一つとっても、私たちの仕事はいかに考えるかが大事。
この積み重ねです。