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住まいづくり  「灯りの話し」
住まいづくり  「灯りの話し」_a0123191_14441047.jpg今ではLEDっていう言葉も当たり前になった。
省エネへの関心も高まる中、住まいを設計するにあたって色々考える。

これは個人的な意見なので、それを前提でお願いします(^^;)

住まいを設計するとき多々悩む事がある。 その一つが“灯り”だ。

もちろん生活するには“灯り”が必要で、“灯り”一つで空間がガラっと変わる。

“照明器具”を選んでいるというよりは、“灯り”を選んでいる。

ちょっと分かり難い表現かと思うけど。

「必要な場所に、必要な灯りを」  いつも心掛けながら設計している。

当たり前のような言葉かもしれないけど、これがなかなか難しい。

“安らぎ” “温もり”  灯り一つで感じ方も変わる。

照明器具が欲しいという訳ではなく、そこに必要な“灯り”が欲しいので。

そうなると照明器具はあまりでしゃばらない、シンプルなカタチの物を好んで使う。

自分の場合、住宅で使う照明器具は4~5種類程度。 電球色が多い。

灯りをつけていない時はなるべく目立たない照明器具が好ましい。

照明計画にはとても気をつかう。

夜は夜の暗めで落ち着いた雰囲気があっても良い。

         “灯りを楽しむ”  



震災を機に益々省エネへの関心が高まっている。

そして家を作る際、多くの建主がLED=省エネと考えている。

震災後に経験した計画停電。

そこで私たちは「今までが明るすぎた」と感じたはずだ。 

住宅一つとっても同じことが言えると思う。

部屋の隅々まで明るくしていた。

家中をまんべんなく明るくする必要があるのだろうか?


白熱電球電球型蛍光灯LED電球

白熱電球はCO2削減などで製造、販売が自粛傾向にある。

LED電球は以前に比べたら値段が下がったが、他と比べるとまだ高い。 定格寿命40,000時間。

電球型蛍光灯は点灯時間が短くON/OFFの回数が多いと寿命が短くなる。

そんな、こんな色々とメリット、デメリットがある。

最近ではLED電球でこんな綺麗なモノが出てきた。 一見すると白熱電球のようだが・・・。


住まいづくり  「灯りの話し」_a0123191_1633633.jpg


今までのLED電球は乳白色のカバーをしていたが、これは完全に透明になり

より灯りが白熱電球に近づいた。  

あと数年も経てば、もっと低価格の質の良い灯りをもったLED電球が出てくるだろう。

トイレや廊下などON/OFFが多い場所はLED電球にし、居間などはコストバランスの良いLED電球

が出るまでは、電球型蛍光灯にしておくなんて答えもあるだろう。

電球自体の特性を理解し、灯りを適材適所に、生活に必要十分な数だけ配置することが

照明計画では大切だと考えています。

是非、住まいづくりの参考にして下さい。
by cw-archi | 2012-03-09 16:26 | 建 築
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