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気になる空き地・・・
気になる空き地・・・_a0123191_17564536.jpg近所をウロウロしていると気になる空き地を発見する。
この空き地も5~6分程度歩いたとこにある。

パッと見で24~25坪程度の広さ。たぶん30坪は無いと思う。
建ぺい率が60%としたら単純に建坪14~15坪程度までしか建てられない。

仕事柄、こんな空き地を見るとつい想像してしまう。
俺だったら、こんな住宅を設計しようかなって。自分が住む事前提ですが・・・。

ガレージ付きアトリエなんかをね(^^) 


自分は今30代前半ですが、同世代がこれから家づくりを考えるとなると、予算的にどのくらいを考えてるのかな?

多いパターンが土地の購入に予算を取られて、建物にそれどほ掛けられない。 結構ある話し。

1000万円台の家づくりなんて雑誌もよく見かけるし。

予算があれば大きく広く作れる、また材料・設備器機の質を上げられるかもしれない。

しかし予算があるだけで良い家になる事は100%ないと思う。 これは設計者の腕次第(^^)

住まいづくりは通過点であって、作った後にそこでいかに充実した生活がおくれるかが大切。

何年か住んでみて、建て主さんから「やっぱり良いですっ!!」と言ってもらえた時が嬉しいし、ある意味

それは設計者とその建て主にとっての成功と言えるかもしれない。

予算の問題は誰しもある事。 実際、設計する場合に出来るだけコンパクトにし、シンプルな構造を心掛けている。

特に予算が無い場合はこの行為が顕著になる。 出来るだけ小さくシンプルに。

一般的に「小さな家」と言われると、床面積30坪が境目となるようで。 基準は良く分からないけど(^^)

そして「小さな家」といえば建築家 増沢洵最小限住居(竣工1952年)を思い浮かべる。 建坪は9坪、床面積は15坪である。
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好きな建築家の一人で、学生時代にこの建築家の図面集「住まいの探究」を探して買った。

小さい家に住むにはある程度、住まい手の覚悟がいる。

ただ小さい・狭いだけの家になるか?または小さいけど豊かな暮らしが出来る家になるか?

自分は普段から 風通し 視線の抜け 高さに注意しながら住宅を設計している。

どれも大事な要素だが、小さい家を設計する場合には特に視線の抜け高さに気を遣う。

高さといっても、建具・家具の高さ、天井の高さ、軒の高さなど色々。 
ただ高けりゃイイってもんじゃない。もちろん低けりゃイイってもんでもない。
俺は低めが好きだけど。

視線の抜けも開口部の位置や壁とのバランスを考えながら。気になる空き地・・・_a0123191_19423930.jpg











あえて、小さな家  敷地に余白を残して豊かな生活を


要するに・・・と話しを締めたいとこなんですが、何でここまで長々と書いたのか(^^;)

ただ、気になる空き地があるって事だったんだけど(^^;)

最後まで読んで頂きありがとうございます(^^)
by cw-archi | 2011-04-06 20:11 | 建 築
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